ChromebookへUbuntu Linuxをインストールする
前回の記事でChromebook導入の経緯と、現在までの使用感についてまとめてみた。
今回は、これまで何度か手こずってきた、Ubuntuをインストールして動かすところまでの作業を振り返ってみる。
大まかに、作業としてやることは次の4つのステップ。
デベロッパーモードへの切り替え
escとリフレッシュ(F3に該当)を押しながら電源ボタンを押すと、まず「レスキューモード」として立ち上がる。
画面が切り替わったらctrlとdを同時に押すことで、「デベロッパーモード」として起動することができる。
レスキューモードではでかでかと警告マークが表示されるため、多少の事前知識があったとしても焦ってしまうが、落ち着いてctrl + dで対処する。
なお、デベロッパーモードの扱いで気をつけないといけないのが再起動時のオペレーション。完全に電源を落とし再度Chromebookを立ち上げるとレスキューモードの画面が出てくるのだが、ここで何も考えずにenterキーを押してしまうと通常モードで立ち上がってしまう。この際、デベロッパーモードで保存していた全データ(Ubuntu環境含む)が削除されてしまうため、細心の注意が必要。
筆者も、バッテリーが切れてしまったChromebookを立ち上げる際に誤って通常モードに戻してしまい、再度長い時間をかけてUbuntu環境を入れなおした苦い経験がある。
ターミナルの起動
デベロッパーモードに入ると、Ctrl + Alt + Tでcroshターミナルを開いたあとにshellとタイプすることでUnixのコマンドラインシェルが使えるようになる。こんな感じ。
Croutonのダウンロードとインストール
chromeで以下のURLへアクセスし、croutonのスクリプトをダウンロードする。初期設定の場合、Downloadsフォルダに保存される。
次に、先ほど立ち上げたコマンドラインシェルに戻り、以下のコマンドを入力してダウンロードおよびインストールを実行。
$ sudo sh -e ~/Downloads/crouton -r trusty -t xfce,keyboard,audio,extension,chrome -e
chroot環境での起動
一時間ほどでインストールが完了したら、以下のコマンドを入力することでchroot環境に入ることができる。
$ sudo enter-chroot
ここまで来ればLinux OSとしてpythonなどのプログラミング言語を操作することが可能となる。
pythonのパッケージインストールについての話はまた次の機会に。
なお、上記のコマンドではなく、sudo startxfce4と入力することで、xfce4が別アプリとして起動する。インターフェース含めchrome OSとは異なる環境で作業したい場合に有用な方法である。
最後に、今回の記事をまとめるにあたって参考にしたサイトを紹介。