ysaz (ImanazaS) blog

最近はデータ分析や機械学習が中心。たまに音楽や書評。

機械学習や人工知能、AI関連分野を取り巻く情勢

機械学習人工知能、AI関連の記事で気になったものをピックアップし、Google Keepにメモする習慣をつけている。

 

メモに残す記事の数はだいたい一日2、3件。

(日本語英語問わずチェックしているが、ひと目見た時の情報量の多さから、日本語記事をメモに残しがち)

一ヶ月半強分のメモが貯まってきたので、どんな記事に興味を示す傾向があるのか、少し振り返ってみたい。傾向としては大きく以下の2つに分かれるようだ。

 

1.企業の活用事例

私自身が企業人であることから、世の企業がどんな風に新たな技術を取り込み、どんな商品やサービスを打ち出そうとしているのか、ビジネスを生み出そうとしているのかに関心を示すのは、自然なことと言える。

 

たとえば警察が犯罪の発生を予測するためにAI導入するとしているとか、製造業が不適合品の発見に予測モデルを適用しようとしているとか、そういう類のもの。

 

2.大企業の出資事例、ベンチャー企業の調達事例

時代の流れに乗りたい大企業は、自社で新たに技術を確立しようにも時間やお金がかかるし、そもそもそういったことができる人材が不足しているため、所謂オープン・イノベーション的なことを実現すべく、他社とのアライアンスや出資、さらにはM&Aをおこなうことが多い。

 

そもそもこうした背景には、今のAIブームのスピード感に付いていくためには、一から人を育成し事業を育てていても時間がかかるため、どんどん取り残されていくリスクが生じることがある。

他にも、世界の上場企業の中には、手元に膨大なキャッシュが積み上がっている一方で、有望な使い道が見つからないという「金余り」の状況が見受けられたりする。こうした背景から企業が投資先を積極的に探しているという事情も、ベンチャー企業への出資を後押ししていると言える。

 

一方のベンチャー企業側は、事業を拡大していく上で資金調達は必要なポイントなので、理想的なパートナーが見つかれば、出資を受け入れることを選択する。

 

日本国内でも数十億円規模の大型調達がちらほらと出ており、昨年末からの出来事を振り返っても、プリファードインフラストラクチャーの調達や、少し毛色は異なるが、FOLIOの調達案件などが話題となった。

 

こんな感じで引き続きアンテナを張って記事をチェックしていきたい。