Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

七月二十五日のこと(アイスランド)

旅行

ここからが北欧旅行記。朝9時にアイスランドのケプラビーク国際空港に到着。ニューヨークからは5時間半程度のフライト。機内で映画を楽しむ時間もないくらい。こんなにすぐアイスランドに行けるんやなと少し感動した。空港は噂に聞いたとおり小さめながらも近代的なつくり。シースルーの天井で光の入り具合もいい感じ。

 

f:id:nami3373:20140725050504j:plain
 
それから空港の外に出て、申し込んでいたツアー会社のバスを探す。しかしいくら探せど指定された場所に車は来ない。しびれをきらして電話をかけてみると、まだ空港へ向かっている途中とのこと。どうやら僕の乗っていた飛行機が早く到着したために出迎えのタイミングがずれてしまった模様。
 
しばし空港に待機して周囲を見渡してみるが、見事なほど何もない。視界に入るのはゴツゴツした溶岩だらけ。立っている木も少なく、緑といえば溶岩の上に茂っている苔くらい。これはとんでもないところに来てしまったな、というのがアイスランドに着いた時の第一印象。苔が生えていなければ、ここが火星だと言われても頷いてしまうくらい辺り一面なにもない景色。
 
f:id:nami3373:20140725062101j:plain
 
早く抜け出したかったが空港を離れて行くのは大手ツアー会社のバスばかりで、僕が申し込んだ小さなツアー会社のバスはなかなか来ない。しばらくしてようやく迎えが来たが、それがオンボロのバンとわかったときに変に納得してしまった。これがどこよりも安い所以かと。ちなみに今回利用したBustravelとかいうツアー会社はネットであれこれ調べていたときにたまたま見つけた会社で、空港からブルーラグーン、ブルーラグーンからレイキャビクまでの送迎、ゴールデン・サークル1日ツアー、レイキャビクから空港までの送迎がすべてついて1万円ちょいという、他と比べるとかなり割安な価格設定。Lonely Planetのもちゃんと載ってたし、観光業者としてちゃんと登録もされているので、決して怪しいところではないみたいです。
 
さて、そんなオンボロバンに揺られてまず向かったのはブルーラグーン。世界最大の屋外温浴施設だというのと、久しぶりにゆっくり足を伸ばして風呂に入れることに感動し、1時間半ほど入浴を楽しんだ。お湯は乳濁しており、その色もブルーラグーンの神秘的な雰囲気を盛り立てているように思う。入場料が高過ぎて最初は行くかどうか悩んでしまったが、アイスランドに行くなら外せない場所の一つやなと強く感じた。
 

f:id:nami3373:20140725085017j:plain

 

14時半くらいに迎えのバスが来てレイキャビク市内へ移動。40分くらいの移動だったが、道中、目の前に広がっていたのはゴツゴツした溶岩と曇りがかった空で、じっと目を凝らしているとだんだん不安になってくる、そんな光景だった。

 

それでもレイキャビク市内は結構都会で、今回滞在した宿のあるLaugavegur通りにはブティックや飲食店が多数固まっていて、たくさんの人で賑わっていた。ストリートアートも盛んらしく、街の至るところでグラフィティを目にしたのも興味深かった。カラフルな建築物も多く見られ、結構アーティスティックな街だという印象を受けた。

 

街をぶらつきながら、前々から行ってみたかった12 TonarというCDショップへ。なんでもコーヒーを飲みながら店内に置いてあるCDを自由に視聴できることでも有名。早速手当たり次第にかき集めたCDを手に店長に声をかけてから試聴機へ。思えばここ数年、こうして店で新しい音楽をDigることをほとんどしていなかったことにハッと気づいた。最近の音楽の聴き方といえば、そのときの気分に合わせて何も考えずにSpotifyYouTubeでオススメのプレイリストを垂れ流すというもので、新たに見つけたアーティストに感動して、じっくり一つの作品を聴きこむ経験が明らかに減ってきている。確かに音楽のジャンルも飽和してきてるし、なかなかビックリするような目新しい出会いには恵まれないかもしれないが、自分の知らなかったアイスランドの良質なアーティストを知ることができたし、この店で聴いたこと、見たこと、考えたことを通じて、忘れかけていたものを少しだけ取り戻せた気がする。

 

f:id:nami3373:20140725123249j:plain

 

その他、有名なハットルグリムス教会やハルパ・レイキャヴィク・コンサートホールなどを巡り、夕食にはビストロで魚料理を堪能した。