ysaz (ImanazaS) blog

最近はデータ分析や機械学習が中心。たまに音楽や書評。

ブログを綴るということ

去年取り組んでいたDeep LearningのMOOC (Massive Online Open Course) 、Fast.ai。

fast.ai · Making neural nets uncool again

ここではDeep Learningの概念や実装上の具体的な手法を学ぶとともに、学習を続けていく上でのマインドセットも鍛えられた。

(ちなみに、Fast.aiは昨年半ばから第二期に入っており、現在のフレームワークは、第一期に使われていたKeras (+ Theanoをbackend) から、PyTorchをベースとするfast.aiライブラリへ移行している。)

そんなFast.aiをJeremy氏と共に運営しているRachel氏のブログ記事を改めて読み、インスパイアされたので綴っておく。

medium.com

なぜブログを書くのか?

Rachel氏の投稿には、ブログ記事を書くことによって期待できる効果についてまとめられている。

その内容はというと、

  • とにかくブログを始めよう。ブログは学んだ知識を体系化し、自身の理解を促す。新しいアイデアを生み出すことに役立つ。
  • ブログは履歴書にもなり、多くの人と繋がれるきっかけをつくる。
  • 結果として、仕事のオファーや講演依頼を受けるようなこともある。
  • email等で良く飛んでくる質問に対する答えを書いておくことで、同じ質問が来たときにかかる二度手間を省くことができる。

というもので、。
 
実際にFast.aiを受講した人の中でも優れたブログ記事を書き上げている人が多数存在するらしい。
このようにブログは学習の場であると同時に、自身の成果や考えを自由に発信できる場であると言える。

とはいえ、そんなことは今更言われなくてもわかっているけれど、
書くことが思いつかなかったり、書くのが面倒くさくなったりと、続けられない理由ばかりが出てきてしまう。

ブログを書く上でのアドバイス

ブログ執筆を強く勧めるRachel氏も、書くネタもなければ、書くこと自体を苦手と捉えていて、最初はなかなか始められなかったそうだ。

そんな彼女からの、自身の経験を基にしたブログを綴っていく上でのアドバイスも、上述した記事の中で読者へのメッセージとして記されていた。

  • 自分の気に入ったブログ記事やニュース記事を集め、それらのリンクをリスト化する。
  • そして、特に重要と感じた部分を要約したり、強調したりして、サマリーを作る。
  • 学会・講演会や勉強会に参加した場合、そこで学んだことを要約する。
  • 完璧主義にならない。クオリティにこだわりすぎず、スピーディーな投稿を心がける。
  • 自分と同レベルの他の初級〜中級者が記事を読んだときに、その読者の理解を促すきっかけとなる。専門家はそのトピックに最初に触れた時、どのように理解に苦しんだのかを覚えていないので、専門家すぎる人より、ちょっと理解が進んだ程度の人が書いた記事のほうが、受け入れられやすかったりする。
  • 怒りや憤りを感じたら、なぜそう感じるかを言葉で説明してみる。


僕はこれまで自分の興味や関心を、思い立ったときに一貫性なくブログに綴ってきたが、例えば最近では機械学習ディープラーニング周辺の勉強を余暇の時間におこなっているので、学びのアウトプットの場としてもっとブログを活用していくべきと感じた。
(というか、書くことで学んだことを定着させるという学習スタイルをちゃんと確立したほうがいいと感じた。)