ysaz (ImanazaS) blog

最近はデータ分析や機械学習が中心。たまに音楽や書評。

七月二十三日のこと(ボストン)

この日はConvergeらを擁するDeath Wish Inc主催のフェスに行くためボストンへ向かった。思えばアメリカでちゃんとしたハードコアのライブを見るのは初めてで、そもそもConvergeを見るのも初めてだった。

 
ライブ前にYume Wo Katareに行ってラーメンを食べるつもりだったが、夏休み中で残念ながら休業との情報が。無茶苦茶がっかりしたが、仕方がないのでハーバード大の近くにあるShake Shackでハンバーガーを食べた。ニューヨークでは長蛇の列ができるほどの人気店だが、噂に違わず美味かったので満足。Shake Shackはもうすぐアトランタにみオープンする予定なのでとても楽しみ。
 
さて、肝心のライブは全8バンドと長丁場。昼間少し歩きすぎてしまったのと、久しぶりのライブハウスで爆音が身に応えたため、ちゃんと見たのは最後の3バンドくらい。しかも転換中は外に出て地べたに座り込むという軟弱ぶりで、充実感が少し目減りしてしまった。未成年は再入場禁止だったが、今の自分にはずっとあの中に閉じこもってることなんてできやしないから純粋に感心してしまった。
 
Shipwreck, Trap Them, Convergeのステージがそれぞれ見応えあったため、トータルでいうと満足。ライブが終わった頃には夜12時を回っていたのと、謎に疲れきっていたためタクシーでホステルまで移動。同室の人達はみんな寝静まっていたので、静かにシャワーを浴び、着替え、床についた。

八月一日のこと

軽く旅行記でもつけようかと思っていたけれど、特に意識しなければ全く手をつけないもので、気がつけば7/23から始めた旅も10日目を迎えてしまった。
今もアクティブに文章を書くというよりは、コペンハーゲンからストックホルムへ向かう電車内で一通りやることを終えて暇を持て余してしまったため書き始めたにすぎない。

そう考えると、旅行中に毎日欠かさず写真入りのBlogを更新している人は本当にマメとしか言いようがない。毎日クタクタになるまで歩き回ってるはずなのに、そこからやろうという意識の高さには勘服させられる。

とはいえ、こうして書いている中で思うのは、後から思い出そうとしても、見たもの行った場所の名前をすっかり忘れてしまって旅行の記録が薄っぺらいものになってしまいそう。

ということで、気を引き締めてこれまでの旅行を振り返りながら、見たこと感じたことを整理していきたいと思う。

ニューオーリンズ

先週、3泊4日でニューオーリンズへ旅行してきた。
ちょうど、リオのカーニバルと並ぶ、世界有数のお祭であるMardi Grasの最終日(通称: Fat Tuesday)が旅行期間と重なっていたので、雰囲気を楽しんできた。
あいにく天気には恵まれなかったが、奇抜なカラーのフロートが街中をパレードするのを見たり、沿道の見物客に向かって投げられるビーズをキャッチするのに参加したりと、祭りを堪能することができた。

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その次の日には、French Quarter内に現存する建物で最も古く、1770年代に建てられたというPreservation Hallで、本場のJazzを楽しんだ。開場50分前から並んだにも関わらず、ホール内には入れず、ステージ下手のホール袖から鑑賞。ベテランプレーヤーの演奏を間近で観れたのは、とても値打ちだった。

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Google Glass

開発中のGlassに関するCLT (Central Location Test) がおこなわれていたので、行ってきた。

Glassの使い心地としては、目の焦点を合わすのにコツがいり、生活の中に溶け込ませて自然に使うにはまだまだといったところ。

それでも、メガネのフレームの中に小型の液晶デバイスが見事に埋め込まれており、プロダクトとしてちゃんと形になっていたのは感動したし、Androidで培われた音声認識機能がばっちり活かされていたのはさすが。

体験した機能の中で特に興味深かったのは翻訳機能。他の国の言葉で書かれている看板を見ながら翻訳機能を使うと、その看板の文字が翻訳されて画面に映し出されるという。
日本語は未対応だったが、かなり重宝されそう。

その他、製品以外の部分では、振舞われていたお菓子や飲み物の質が卓越していたことに驚いた。

試作品を色んな人に触らせて、あーだこーだ議論を巻き起こして行く商品開発のやり方にはとても共感する。そして何より、みんなが取り敢えず触って見たくなるような、あっと驚く技術を提供してるって姿勢と、技術そのものが羨ましい。

Lights of Hope

台湾在住のビートメーカー、u-canくんが新曲をリリースしました。

世界のどこにいようと、インデペンデントな姿勢を保ちつつ、いろんな人達とのコラボレーションを通じてコンスタントにリリースを続けているのはさすがです。

 iTuensで手軽に音源が入手できるのも嬉しいです。

 

Lights of Hope

Lights of Hope

 

幼児期

全然知らなかったが、今や時代は「はてなダイアリー」ではなく、「はてなブログ」に変わっていたらしく、これを機に過去ログをすべてインポートしてみた。
心機一転、今年は日記をがんばってつけてみよう。

 

今日は、遠い記憶を辿りながら、幼児期の自分がどんな子だったかを回想していたいと思います。もっとも、自らはっきりと覚えているわけではなく、後になって親から聞いた話から、記憶を上塗りしていますが。

 

さて、昔の自分を簡単に形容すると、不注意かつ無関心、ときに好奇心旺盛、といった感じでしょうか。こうした特徴は今の自分にもしっかり残ってしまっているので、三つ子の魂百までとはまさにこのことでしょう。

 

不注意かつ無関心、といえば自分が4歳で妹が1歳くらいだった頃。日曜の朝、両親がまだ寝ている中、妹と2人でリビングにいて、僕はテレビを見ていて、妹はテレビとテーブルの間の床の上に横になっている状態でした。

ある番組が終わって、他のチャンネルに切り替えようとテレビに近づいたとき、不注意だった僕は、妹のお腹を思い切り踏んでしまったのです。入りどころが悪かったのか、妹は痛みでしばらく泣き叫んでいましたが、どうやら僕の興味はテレビの方に向いていたらしく、妹のことを気にかけつつも、テレビに見入っていたようでした。

しばらくして親が起きてきて、妹の異常に気付き、親から何があったかと聞かれ、お腹を踏んだと答えていました。それから親は、ひどくお腹を痛がる妹を病院に連れて行き、一夜を病院で過ごした後、無事に家に帰って来ました。

 

またある日、妹と2人で、家の二階にあるベッドをトランポリンのようにして遊んでいました。このとき、窓が空きっぱなしだったため、斜めにジャンプした妹が、そのまま一階の庭に飛んでいってしまう、という事がおきました。しばらくして僕は一階に降り、下にいた母に、「妹が窓から飛んでいった」と告げました。

慌てた母は妹の様子を見に行きましたが、妹は何事もなかったかのように、ケロリ。念のため病院に行ったものの、特に異常もなく、その日のうちに家に戻ってきました。

 

いずれの出来事も、小さかったからとはいえ、周りが見えていなかった僕の不注意で妹を危ない目に合わせ、さらに、慌てふためいてすぐさま親に助けを求めに行くことなく、自分の興味を他に向けることで無関係を装い(開き直り?)、自己防衛を図ろうとしていたのかもしれません。

 

全く酷い話のように聞こえますが、25年以上たった今でも、妹に何の異常もなく、今となってはこうした出来事も過去の笑い話でしかありません。

ただ、冷静に思い返してみると、今の自分が気をつけないといけない、反省しないといけない部分がこうした過去の体験に根付いていたんやなと、背筋を正す気持ちになりました。

 

次回は、好奇心旺盛について回想します。